福岡市六本松の循環器内科・内科

お知らせ

【7月の健康情報】

熱中症・脱水症と心臓病 ― 暑さに負けない体づくり

いよいよ夏本番。気温と湿度が高くなるこの季節は、熱中症や脱水症のリスクが高まります。
特に心臓の病気をお持ちの方にとって、夏の暑さは注意が必要です。

体内の水分や塩分のバランスが崩れると血圧の変動不整脈などを引き起こすこともあります。
元気に夏を乗り切るために、正しい知識と準備をしておきましょう。

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💓 心疾患のある方が注意したい3つのポイント

① 水分と塩分のバランスに気をつけましょう

  • 心臓に負担をかけないよう、こまめな水分補給を意識しましょう
  • スポーツドリンクは塩分・糖分が多いため、飲みすぎには注意が必要です
  • 医師の指示で塩分制限がある方は、自己判断せずにご相談ください

② 利尿剤を使用中の方は要注意

  • 利尿剤を服用していると、脱水になりやすくなります
  • 食欲がなくても、水分と電解質はしっかり補うことが大切です
  • 「最近、ふらつく」「脈が速い」「血圧が低い」と感じたら、早めの受診を検討しましょう

③ 夏の薬の管理法

  • 薬は高温多湿を避けて保管しましょう(※冷蔵庫保存が必要な薬もあります)
  • 暑さで食事量が減ると、薬の効き方に影響が出ることがあります
  • 「この薬、夏も必要?」と感じたら、自己判断せず医師へご相談ください

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🌞 屋外活動時のセルフチェックポイント

✅ 帽子や日傘で直射日光を防いでいますか?
✅ 外出はできるだけ朝夕の涼しい時間帯にしていますか?
✅ 少しでもめまいやふらつきを感じたら、すぐに涼しい場所へ避難していますか?
✅ 一度にたくさん動かず、こまめに休憩をとっていますか?

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🧊 熱中症・脱水症 危険度セルフチェック

□ 日中の気温を確認せずに外出することが多い
□ のどが渇くまで水を飲まない
□ 最近トイレの回数が減っている
□ エアコンの使用を我慢している
□ 食欲が落ちてきた
□ 最近、血圧や脈が不安定になった気がする
□ 汗をかかない、もしくは異常に汗が多い
□ めまいやふらつきを感じることがある

→ 3つ以上当てはまる方は、熱中症・脱水症の予防対策を見直してみましょう。

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暑い季節を乗り越えるためには、体調の小さな変化に気づくことが何より大切です。
「少し変だな」と思ったら、無理をせず、涼しい場所で休み、水分をとるようにしましょう。
ご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

島松循環器内科クリニック